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2015.03.27

郷家4代の歴史に迫る=肉の郷家=

まずは1枚の貴重な写真から。
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「肉の郷家」さん、初代の方です。時は明治。角田にかつてあった映画館の前で、何ともハイカラでしかも凛々しいお姿。横浜まで旅をしながら牛を運ぶ仲買人のお仕事をしていたそうです。
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3代目郷家貞男さんによると、「日本版カウボーイそのもの。馬に乗って仲間と15頭ぐらいの牛を横浜の中華街に納めていた」と。82歳で亡くなるまでに、2代目で末っ子の長六(ちょうろく)さんには、伝授すべきたくさんの事があったのだろうと想像がふくらみますね。

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写真は昭和25年8月、店舗としては2代目の店先の様子。
長六さんがここ角田で精肉店を始めた。と同時に昭和15,6年ごろは自転車で、丸森や梁川辺りまで行商もしていたそうです。因みに長六さんは96歳まで長生きされたそう。
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郷家さんの人気商品、一日平均1000個は売れる「コロッケ」。ここまでたどり着くには長六さんの努力があっての事。初代が繋いだ横浜。その地のレストランで習ったのがこのコロッケの原点。
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3代目貞男さんが2,3歳のころ、つまり戦後の昭和22,23年には売り出していたそうです。
以来70年も続くコロッケは、「ジャガイモの甘みそのままに他の素材ととけ合うやさしい味」とそれらを包むパリッとした衣とのコンビが最高。要するに「いつも美味
しい!」。
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貞男さんが家業を継いでもう50年近く。「私は5円で売った時があったな。今は57円」。商売が好きだから、仕事を一度も辛いと思ったことがないという貞男さんは、「付き合いを大切にして助け合って商売は成り立つ」という。この言葉には実行者の重みが漂っていますね。区長、青年会会長、角田スタンプ会会長、いろんな役をこなしてきた。そして地域での「持ちつ持たれつ」の関係を息子・直樹さんは自然に受け継いでいるから凄い。
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お惣菜といえば昔はカツとコロッケのみだったが、25年前からバリエーションが増え、今やお惣菜は20種類以上。人気商品とあって取材中も客足が途絶えることはなかった。
◇◇◇
ここからは郷家さん親子の横顔をご紹介。
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貞男さんの大事なスペース。実は昭和グッズのコレクターでもあり、所狭しと並ぶお宝の山に正直驚いてしまいました[目][目]
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町のおもちゃ屋さんでもお馴染みの品が。IMG_2471.jpg
初めて見ました、このカメラ。
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私にとっては懐かしい品々。今の子どもたちは知らないのかな。DSC06525.jpg
ビクターの蓄音機!「喫茶店とかに置いたらいい味がでるんだけどな」と貞男さん。IMG_2463.jpg
お二人は羨ましいくらい、本当に仲がいい。特に好きな事、趣味の話などは夢中です。DSC06474.jpg
お馴染み豚ちゃんマーク(名前はまだない)はご存知、4代目・直樹さんのデザイン。そこから絵がうまいと評判になり、角田スタンプ会のガブリくんを制作することになったという。

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デザイン帳を見せてもらう。独学だそう。

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PCで制作。

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「自分で着たいものを着る!」とアパレル関係の友人に自作のデザインを注文。お仲間と一緒に着て角田のイベントを盛り上げています。

◇◇◇

郷家さんには、取材協力をはじめたくさんのアドバイスを頂き、大変お世話になりました。こころよりお礼を申し上げます。ブログ執筆最後にはフリーマガジンでは書ききれなかった貴重な郷家4代の歴史を書くとだいぶ前から決めておりました。願いが叶い幸いです。


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さて郷家さん親子のストーリーは、角田観光フリーマガジン『かくだのかお』でも取り上げさせて頂いております。

「昭和40年代ぐらいまでは、洋画と邦画と分かれて上映されていた2つの映画館が角田にあった。いい時代だったな、活気があって」とは貞男さんの言葉です。また活気のあるまちを目指し、角田のひと、みせ、まちのかおをご紹介しているのが、こちら↓

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ぜひみなさん、お手に取って
角田ってどんなまちか、を確かめに来てください。
[わーい(嬉しい顔)]角田担当になってほぼ2年。いろんなところを取材させて頂き、貴重な体験をさせて頂きました。フレンドリーで素朴な角田の方々を思い浮かべ、あらためて角田の魅力をお伝えする仕事は楽しかったなと感謝しております。最後になりましたが、「ココカクダ」「GO!角田」を今後ともよろしくお願いいたします。有難うございました[わーい(嬉しい顔)]

◇◇◇
【肉の郷家】
角田市角田字田町
62
[電話]
0224-62-2136
  営業時間:930~19
00
定休日:日・祝日

【ガブリくん情報はこちらからでも】

https://ja-jp.facebook.com/gaburikun 

ガブリくんのLINEクリエイターズスタンプの情報も見れます



2015.03.26

かくだ牟宇姫ひなまつり特別講演会「牟宇姫と兄・秀宗」

こちらは「ミネ幼稚園」のチビッ子たちが作ったお雛様。どれも個性豊かで可愛らしいですね[ハートたち(複数ハート)]
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「三寒[雪]四温[晴れ]」という言葉がピッタリの今日この頃。今年度最後の投稿となります梅雀です[手(パー)]。 
まめちゃんと梨姫が以前お伝えしました、先日2/28(土)~3/1(日)に開催された「第4回かくだ牟宇姫ひなまつり
期間中はスタンプラリー様々な体験イベントが開催された中、トップのお雛様を境内に展示した「長泉寺」では、元仙台市博物館館長の佐藤 憲一先生をお招きし、ひなまつり特別講演会が行われました[exclamation×2]
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会場となった長泉寺は角田領主石川家の菩提寺であるとともに牟宇姫が眠っている所でもあり、牟宇姫に関する講演にはピッタリの場所。
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 会場はほぼ満員[目][exclamation]講演会の前には「角田祭ばやし保存会」の皆さんによる祭りばやしが演奏されました[るんるん]
この祭ばやしは牟宇姫が愛好していた、京都の祇園ばやしの一節を取り入れたものと伝えられています。
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先生は自身の著書『伊達政宗の手紙』のなかで、手紙による伊達政宗と牟宇姫の交流について触れられていますが、今回は政宗の長男であり宇和島(現愛媛県)藩の初代藩主であった「伊達秀宗」との交流について講演して頂きました。
演目は「牟宇姫と兄・秀宗」
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講演では牟宇姫と秀宗の間で交わされた日常的な手紙のやりとりを題材に、牟宇姫の優しさ溢れる人となりや、兄弟の仲睦まじい様子について解説して頂きました。実際の手紙[メール]の資料を使いながら、当時の手紙の書き方・読み方もレクチャー。当時の書き方は「散し書(ちらしがき)」といって、「書ききれない文章は手紙の最初に戻り余白に書いていく」というスタイルだったそうです。これは当時貴重だった紙を節約、また見栄えを芸術的なものにするために生み出されたものらしく、読み手へ礼儀と教養を示すために使われたそう。
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また手紙から読み取る「伊達政宗と秀宗間の確執」についても解説して頂きました。慶長19年(1614)の「大阪冬の陣」にて政宗とともに徳川家康に与した秀宗。その後宇和島藩へ10万石が与えられたましたが、それを契機に息子(秀宗)の浪費や側近の選出、息子への「干渉(政治の補佐役を派遣)」を巡って親子間での大ゲンカ[パンチ][爆弾]が勃発[exclamation]
秀宗が補佐役一家を殺害([exclamation&question])し、政宗に勘当される事態にまで発展したとか[あせあせ(飛び散る汗)]。しかしその後江戸で両者が腹を割ってそれまでの思いをとことん話した末、無事仲直りに至ったそうです[ぴかぴか(新しい)]
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最後の質疑応答では牟宇姫の名前の由来なども交え、参加者からの好評な感想が多数寄せられていました[わーい(嬉しい顔)]
そして今年秋には仙台市博物館で宇和島藩伊達家の調度品が多数展示されるそうです。皆さん乞うご期待[exclamation×2]

2015.03.20

私のお茶椀です。=えみし窯=

あら、写真がやや大きかったかしら[手(チョキ)]
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人生初、私の作品です。かつて陶芸をご紹介する「手タレ」の経験はあるも、焼いて頂き手元に残ったのは今回初めてです。手に取りあらためて眺めると、嬉しさが沸々と湧いてきて……[わーい(嬉しい顔)]
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昨年クリスマスまでに話が遡り、誠に恐縮です。S-styleのクリスマス号で角田デートコースをご紹介。ご記憶にある方もいらっしゃいますか。
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大人のための「ノスタルジック角田コース」で陶芸の体験をご紹介。
上の写真は池田匡優(まさゆき)先生の手と私の手という訳でして、まさか、その時のものを焼いてくださるとは!もっと驚くことに「4組の方が雑誌を見たと言って陶芸を体験しにきてくれました。中にはこのあとグライダーの飛行体験をするという方もいましたね」と。
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池田先生、その節は大変お世話になりました。
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教室のロケットストーブが稼働中。ワンちゃん、張り付いてますね。
◇◇◇
取材の時を多少振り返ると、
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最初はこんなんでしたかね。ダルダルです。
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あれれ、なんとかなるかな?
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途中何度か先生に助けられ、ここまでなんとか。粘土に触れ、形になっていく。ずーと無心のまま。他に何も考えられない、貴重な瞬間でした。
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池田先生の作品でコーヒーをご馳走になりました。掌でも味わう器の優しさ。
◇◇◇
そしてギャラリーをのぞくと……。
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震災後、作風はだいぶ変わられたそうです。
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のんびりした空間。
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手に取って愛でてみたい、そんな器が見つかりそうですね。
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ステキなTeaタイムを過ごせそう。
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陶芸教室、チャレンジしてみませんか。
◇◇◇
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陶芸教室(体験コース)は随時2名以上から(要予約)です。
 手びねりコース  2.500円 (粘土1kg、釉薬、焼成費含む、税込価格)
     電動ろくろコース 3.000円 (同上)
住所:角田市小坂字石原55-2
                [電話]0224-69-2508
*またギャラリーがこの春新しくなります。ぜひ一度訪ねてみてはいかがですか*
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【詳しい情報は】→http://emishigama.com/
ココカクダからも→http://kokokakuda.jp/?cat=56


2015.03.16

ご当地ブレンドコーヒーを発見!丸恵(マルケイ)コーヒー販売さん♪

こんにちは!3月に入りすっかり春めいてきましたね[わーい(嬉しい顔)]
先日は、梨姫さんもおすすめのコーヒー屋さん北郷地区にある「丸恵コーヒー販売」さんを訪ねました!!なんでも角田でパン教室を開かれている高橋美智子先生をはじめ、その生徒さんもこぞって買い求めるほどおいしいオリジナルブレンドコーヒーがあるとのことです!! 

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丸恵コーヒー販売さんは、北郷の大きな通り沿いから少し入り組んだ場所にあります!大きな通りに目立った看板などはありませんが、それでも口コミだけで10年以上続く知る人ぞ知るお店のようです[手(チョキ)]私が伺ったのはまだまだまだ寒~い日でした!お店に入ってマスターの佐藤久善さんにごあいさつをさせていただきますと温かく迎えてくださり、なんとコーヒーをいれてくださいました[もうやだ~(悲しい顔)][ぴかぴか(新しい)]

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なんて良い香りなんでしょうか[喫茶店]わくわくします[ハートたち(複数ハート)]

丸恵コーヒー販売さんの店内には、約100種類のコーヒーが並んでいて県内でも数少ないとされている等級の高いコーヒー豆で淹れる〝スペシャルティーコーヒー”が取り揃えられています!!そんな高級コーヒー豆もこちらでは比較的お手頃価格で購入できるという魅力もあるようです[手(チョキ)]
本来はコーヒー豆の販売のみだったそうですが、現在はホットコーヒー(250円)やダッチコーヒー(水出し)ホット・アイス(各350円)、コーヒーゼリー(250円)などを店内で頂くこともできます[るんるん]

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さっそくコーヒーを頂きました[喫茶店]あぁなんでこんなに美味しいの?と思い、なんというブレンドですか?と尋ねたところ「とくらマウンテンブレンド」とのことで・・
とくら[exclamation&question]これが噂の!!角田で「おとくらさん」と呼び親しまれているあの斗蔵山ですか!?と衝撃を受けました[どんっ(衝撃)]
この「とくらマウンテンブレンド」はお店の一番人気のブレンドで仙台市や県外からも定期的に注文が入るそうです~[わーい(嬉しい顔)]

佐藤さんは、ふるさとでもある角田の地域おこしのためにという想いから、地元の山の名を冠した
ブレンドを作ろうと思ったんだそうです[喫茶店][ぴかぴか(新しい)]また佐藤さんにとって斗蔵山とは幼い頃、雨の日も雪の日も夜明け前からおばあちゃんと一緒に登って願掛けのお参りをした山であり、大変思い入れのある山なんだそうです[かわいい]
これまた等級上位の良い豆を厳選してブレンドされた「とくらマウンテンブレンド」は、まさに斗蔵山のように酸味が効きつつも濃厚で力強い味わいで、目を閉じればあの「おとくらさん」が浮かんできます。
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まだ行ったことはないのですが[わーい(嬉しい顔)]それでも目を閉じて味わえば、あの「おとくらさん」のイメージが湧いてきます[exclamation×2]
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マスター佐藤久善さんはコーヒーメーカーに25年勤務されたのちに地元角田に丸恵コーヒー販売さんをたちあげたそうです[ぴかぴか(新しい)]東日本大震災のときは、ボランティアとして地域の方にコーヒーを無償で提供するなど、その功績が称えられ角田警察署などから表彰を受けた方でもあります[手(チョキ)]
店内には、他にも佐藤さんのお父様のお写真などたくさんの思い出の写真が飾られています!!
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お店に入ってすぐに目についたとっても素敵なステンドグラスがあるのですが、こちらは角田ステンドグラス愛好会会長佐藤花子さんの作品です!
約80万円程の価値のあるものなんだそうです[ぴかぴか(新しい)]
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明りが灯るとより一層美しいですね[ぴかぴか(新しい)]
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お店の奥の焙煎するところも見せてくださいました[グッド(上向き矢印)]香りをお届けできないのが残念ですが、こちらは甘くて香ばしいとっても魅力的な香りがするんですよ[わーい(嬉しい顔)][ハートたち(複数ハート)]
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丸恵コーヒー販売さんのこだわりは注文を受けてから生豆を焙煎することです[手(チョキ)]
※焙煎した豆の販売です。挽いた豆が欲しいときは一声おかけください[ハートたち(複数ハート)]
お客様の抽出方法に合わせて挽いてくれるそうです[わーい(嬉しい顔)] 
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直火式焙煎機です[目][手(チョキ)]
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「やっぱり、おいしさの秘訣はなんといっても直火だね。今は蒸気焙煎するところもあるけどやっぱり直火。
 あとは水でも味が変わるからこだわってるよ。お店で使うのは蔵王の天然水」
とのことです[ひらめき]だからおいしいんだ[わーい(嬉しい顔)]と納得のあまり首がもげそうなほど頷いてしまいました![ぴかぴか(新しい)]
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珈琲職人佐藤さんの長年に渡る焙煎とブレンド技術が活きる数々の逸品をぜひたくさんの方にも味わって頂きたいです!!
[喫茶店][ぴかぴか(新しい)]
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ちなみに他には360℃パノラマで景色を一望できる角田のあの四方山をイメージした四方マウンテンブレンドや、一目千本桜で有名なお隣の大河原町の美しい桜をイメージした桜ブレンドなどもあるんですよ~!![ハートたち(複数ハート)]
丸恵コーヒー販売さんは、嗜好品として珈琲を心から楽しむ方にとってはもちろん、ふるさとを愛する人にとってもたまらない角田の隠れた名店のひとつと思います[わーい(嬉しい顔)]
ぜひみなさまも訪れてみてください[るんるん]

■丸恵コーヒー販売[喫茶店]
住所/角田市岡字東谷72-1
TEL/0224-67-1570
営業時間/10:30~18:00
定休日/日・祝日(夏期、年末年始)
駐車場/あり(3台)


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2015.03.13

若き蒔絵師、角田に登場です=うるしの香り工房=

しばし作品をご鑑賞ください。
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なぜか、見慣れたほっとする色合いですよね。IMG_4952.jpg
パネル作品。
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桜の木の下で春の訪れを喜ぶウサギたちでしょうか?私の想像が勝手に膨らむ絵です。
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黒もいいですね。これら素晴らしい漆器の作者で
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宇宙人が書いた?先日ゴンボッパで開催された漆工芸品ワークショップの先生といえば、

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若くてこんなに素敵な方、玉田香織さんです。生まれも育ちも角田の方です!
◇◇◇
玉田さんは高校卒業後、秋田公立美術工芸短期大学工芸美術学科漆コースを専攻。将来好きな絵を描いたり、美術系の仕事に就きたいと漠然と思っていたものが、同校で漆に出会い、さらにしっかりとした目標へと変化。
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漆工芸の本場・会津若松の「会津漆器技術後継者訓練校」で2年間の修業を選択しました。そこで、細かい作業とたくさんの技法を学んで、漆塗りの楽しさを覚えたそうです。IMG_4937.jpg
卒業作品は乾漆という技法で表現。
「もともと動植物の観察が好き。漆器の図案となる動植物にその経験が活かせるし、ゆったりとした作業ペースが自分には合っている」と話されました。
ここで整理させて頂くと、会津では分業制がとられ、①木地をつくる木地師、②漆を塗る塗師、③金や銀の粉を器面に定着させる蒔絵師などに分かれているという。
玉田さんは「蒔絵師」[ぴかぴか(新しい)]です。
あらためて蒔絵とは「漆で絵や文様を描き、金属粉や色粉を蒔く加飾技法」だそうです。
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女性向けに製作された華やかさの中に優しさを感じる、この作品を例に工程を説明してもらいました[わーい(嬉しい顔)]
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①デザインを考案する。玉田さんが心がけている事。それは「生活で使われるものだから自己主張をし過ぎない」と。デザインには基本何の制約もないそうですが、飽きのこない長く愛されるデザインを目指しているそうです。

②下絵を転写する。スケッチブックに描いたデザインを置目(おきめ・下書き)にし、黄硫(きおう)を水で溶き、写真上の右下のように筆で描く。IMG_4975.jpg
刷毛で上からなぞって器に写す。

③いよいよ絵付けです。
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左が生漆、これに熱を加え撹拌すると右のような色に。この色でも塗ると透明感のある仕上がりになるそう。これに顔料を加えて色を創り出すのです。
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きれいな仕上がりには顔料と漆の量の加減が大事。
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ガラス板にヘラで混ぜ合わせる。
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色が揃いました。
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使い慣れた蒔絵筆。ネズミの毛もあるそう。
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つめ板というパレットを用い、
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描きはじめます。
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可愛い図柄も漆だと落ち着いた感じに仕上がるそうです。
④そして乾燥。
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風呂(写真上)といって温度25度、湿度60~80%に保たれた状態で、3日ほどで乾燥させる。「会津は冬でも湿気が多い所。だから漆工芸品が発達したのでしょう」と。お椀だと全行程約2週間だそうです。
2012年春に玉田さんは修業を終え、角田に戻りました。以来、東京や仙台の展示会やイベントなどで作品を販売。これからは「地元で漆工芸品の魅力を広めたい」と本格的に教室を始めるそうです。
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漆を身近で使用してもらおうとアクセサリーも手掛けています。
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何度も漆を塗る細工の細かさ。
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前述したワークショップでは多くの方にお箸の絵付け体験をしてもらいました。
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◇◇◇
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
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【問い合わせ先】玉田香織(たまだかおり)さん
[電話]080-5563-0898
メールアドレス:tamamakie@gmail.com
ブログ「ひよっこ蒔絵師ドタバタ日記」↓
玉田香織さんのFBは ↓